あ行
- アクリル
- 樹脂の一種で、透明度が高い、硬い、割れ易い。
宝玉的な表現や、あるいはマスクのゴーグル部に使用することが多い。 - アセトン
- 有機溶剤、ポリ作業時の筆の洗浄やパラフィン硬化面に塗布することで再積層可能になる。
ウレタン造形の際はラリッサの裏の布をはがすのに使う。 - FRP
- Fiber Reinforced Plastics、繊維で強化されたプラスチックの総称。
ガラス繊維に不飽和ポリエステル樹脂を染み込ませたものが一般的で、自動車、バイクや船舶、ユニットバスなどがFRP製。
ヒーローマスクや刀剣類や鎧などに使うと効果的ではある。
がしかし有害物質のオンパレードなので製作には注意が必要である。
またリサイクル不可能であり環境にもあまり優しくない。 - エポキシパテ
- エポキシ樹脂と陶土(場合によるが)からなるパテで、粘土状。
模型屋やホームセンターで手に入る。 - エロジール
- シリカ粉末で、ポリ樹脂に混ぜたりシリコンに混ぜたりすると粘りが出るので非常に便利。
ただ樹脂自体の硬度は変わらないので切削性は上がらないので注意。 - 塩ビ
- 塩化ビニル樹脂、アクリルと同等の使い方をするものの多少樹脂が柔らかいので割れにくい。
が、同時に傷も付き易いので一長一短である。
か行
- ガラスクロス
- ガラス繊維の布。FRPのFにあたる素材のひとつ。
ガラス繊維を用いたFRPはGFRP、GRPと表記することがある。 - ガラスマット
- ガラス繊維でできた不識布。FRPのFにあたる素材のひとつ。
チョップストランドマットとも。ガラスクロスともども、番数#があがると厚みが増す。 - 気泡
- 各種樹脂類などの作業の際、敵となる空気の泡。
これがあるとあとから埋めたりする作業が増えるので手間である。
ちゃんと脱泡して作業しておくと後から非常に助かる。 - 硬化剤
- ポリ樹脂やポリパテは化学反応による硬化のために、主剤と硬化剤を混ぜてやる必要がある。
しっかり混ざっていなかったり、量が足りなかったりすると硬化不良の原因になる。
さ行
- サーフェイサー
- 灰色のプラパテをシンナーで希釈したもの。塗料と同様にスプレーで吹き付ける。
表面の細かい傷を埋めたり、立体形状の確認に用いる他、塗装の下地にもする。
同様のもので「プライマー」があるが、これは下地と塗料の食いつきをよくするためのもの。 - ショット
- 「ひと抜き」=「ワンショット」。ちょっと下ネタっぽいかと思ったのは内緒。
型を作ってからの最初の成型を「テストショット」と言ったりもする。 - シリコン
- 珪素化合物からなる樹脂であり、正確には「シリコーンゴム」。
造形に於いては高精度の雌型を作る際に使用する。高価であり、多用するとばかにならない。 - シンナー
- 「有機溶剤」。
エナメル、アクリル、ラッカー系など模型用のものから、アセトンなどちょっとヤバ気なものまで。
普通に臭いが凄いので使用には注意が必要である。 - 積層
- ガラスクロス(orマット)を重ねて行くこと。
- 石膏
- 誰しも美術の時間に使ったことがあると思う素材。一般的に二水石膏を指す。
水で硬化する素材で、乾いた状態のものを粉砕すると再利用できるらしい。
雌型、主にワンオフや捨て型に利用する。非常に割れ易くもろいのでガーゼを中に仕込むと吉。
た行
- タルク
- 滑石という鉱物の粉末で、ポリ樹脂等の増粘・切削性アップに必要不可欠である。
一般的にはチョークの粉とかに使われるらしい。
な行
- ナフテン酸コバルト
- ポリ樹脂の硬化促進剤として用いる、濃紫色の液体。
これがあるとある程度低温でも樹脂が硬化するので大変ありがたい。
硬化剤と一度に混ぜると爆発的に反応するので、順番にしっかり混ぜる必要がある。
ポリパテに混ぜても有効らしい。 - 熱可塑性
- 熱を加えると溶ける樹脂を熱可塑性樹脂と言う。
逆は熱硬化樹脂(ポリ樹脂そのものは熱硬化であるが、硬化後熱を加えると変形するので熱可塑性とも言える)。
は行
- パテ
- ポリパテ、エポパテ、プラパテ(タミヤパテ)が一般的だと思う。
- パラフィン
- いわゆるロウであるが、ポリ樹脂に混ぜると空気に触れている面が硬化してくれる(混ぜないと空気に触れている面はいつまでもべたつく)。
パラフィン入りポリ樹脂をインパラ、入っていないとノンパラと言ったりする。 - ハンドレイアップ
- FRP作業の方法のひとつ、いわゆる手作業。
- 不飽和ポリエステル樹脂
- FRPに使用する最も一般的な樹脂。軽い、強い、腐食しないという特性がある(らしい)。
用途によりいろんなブレンドがある。 - プライ
- FRP成型時にガラスクロス(orマット)1枚積層で1プライ、2枚積層で2プライ。
- ポリエステルパテ
- ポリエステル樹脂からなるパテ。エポパテ等と比較してわりかし安価である。
安価といっても模型用(ワークのモリモリやタミヤ製のもの)はそれなりに高い。
大きな造形には自動車用のものがオススメである。
ま行
- メチルエチルケトンパーオキシド
- 不飽和ポリエステル樹脂の硬化剤。パーメック等、各種商品名がある。
や行
ら行
- 離型剤
- 型と成型物が仲良くくっついてしまわないようにするために使用する。
シリコンスプレーのもの、PVC、ワックス等いろいろある。
わ行